Use Case 002

株式会社東京アールアンドデー 様
燃料電池小型トラック開発プロジェクト

Use Case 002

プロジェクト概要

次世代モビリティの先行開発を手掛ける株式会社東京アールアンドデーでは、環境省の委託による燃料電池小型トラック(FCV)の技術開発・実証において、車両のコネクテッド環境における実証データの効率的な取得と解析のため、 Visual M2M® Automotive Proを採用しました。

本実証事業では、環境省・CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業の委託を受けて株式会社東京アールアンドデーが燃料電池小型トラック(FCV)を開発し、公道実証フェーズでは、福岡市、および福岡市内のエリア共同輸配送業者・天神地区共同輸送(株)と共同で、福岡市内で配送業務としての実運用を行います。

Visual M2M® Automotive Proの活用により、燃料電池小型トラックのエネルギーマネージメント関連データや各種制御信号(CANデータ)、GPS等をモバイル通信経由で常時リアルタイムにクラウドに伝送することで、遠隔でのデータ収集と解析、サーバーでの自動レポート生成、車両状態の遠隔監視などを可能にし、事業の安定的な運用とデータドリブンな実証評価の実現を目指しています。


本実証事業におけるVisual M2M® Automotive Proの活用

本実証事業では燃料電池小型トラックに搭載した車載システム(Terminal System)からモバイル回線経由でVisual M2Mクラウドに車両制御データをリアルタイムデータストリームすることで、以下の機能を実現しています。

  • 欠損回収処理による車両データの遠隔完全回収
  • 遠隔でリアルタイムな制御信号監視を行うことで運用ダウンタイムを最小化
  • エンジニア間におけるクラウド上でのデータ整理、データ共有
  • クラウド上での収集データの解析処理
  • サマリ計算処理による、日次、週次での自動レポート

これらの機能により、運用監視からデータ解析に至るまでのエンジニアリングの機動力を高め、実証事業の目的達成に大きく寄与します。

indtash®は、100ミリ秒∼1ミリ秒間隔程度の高頻度で発生する時系列データを品質保証のないネットワークを経由して、高速・大容量かつ安定的にストリーミングするための双方向データ伝送プラットフォームです。

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