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アプトポッド、自動車計測バンドル「intdash Automotive Pro CAN/CAN-FD DAQ Bundle」をリリース

車両計測のリモート化によるワークフロー改善を実現

https://www.aptpod.co.jp/solutions/automotive-pro/daq-bundle/

 

株式会社アプトポッド(以下アプトポッド、本社所在地:東京都新宿区、代表取締役:坂元 淳一)は、車両開発におけるCAN及びCAN-FDデータ収集ワークフローを大幅に効率化するクラウド遠隔計測パッケージ intdash Automotive Pro CAN/CAN-FD DAQ Bundle(以下、CAN/CAN-FD DAQ Bundle)をリリースいたしました。

 

CAN/CAN-FD DAQ Bundleでは、ハードウェアとクラウドサービスをワンストップで提供することで、迅速な遠隔データ計測の導入を可能にします。車両のCAN (Control Area Network)やCAN-FD (CAN with Flexible Data-rate)、走行映像データなどのクラウドへの一元的な遠隔収集と、リアルタイムな可視化を実現するソリューションです。従来のデータロガーを用いたデータ計測における多くの工数を削減し、計測プロジェクトに大幅な効率化とコストメリットをもたらします。

  • テスト走行計測の成否を遠隔からリアルタイムで確認
  • 収集データをクラウドに集約し、多拠点間で即時に活用
  • タイムスタンプ整理などのデータ処理作業が不要

 

 

車両テストのリモート化によるワークフロー改善を実現

従来のデータロガーを使ったワークフローでは、計測機器のデータをHDD等のデータディスクに保存、管理し、それらを各計測地点から回収していました。 回収したディスクからPCへデータをコピーし、複数ソースのデータを活用しやすくするための準備として、タイムスタンプを揃えるなどの、後加工処理が必要でした。

 CAN/CAN-FD DAQ Bundleでは、計測時にCANやCAN-FD、GPS、ビデオデータなどの、複数の計測機器のタイムスタンプを統合し、クラウドサーバーへリアルタイムに自動でアップロードします。これにより、ディスク回収の手間や時間を削減できます。また、タイムスタンプを揃えるなどの、これまで属人的な作業であったデータの後加工処理も不要になり、作業時間を短縮できます。データはクラウドにあるので、複数拠点から同時にアクセス可能です。

 

自動欠損回収処理により走行データの遠隔完全回収を実現

CAN/CAN-FD DAQ Bundleは、専用の車載計測装置と、CAN/CAN-FDデータを取得するインターフェース機器、クラウドシステム、データ可視化・管理アプリケーションをワンストップでご提供します。走行時の計測データはモバイル回線経由でリアルタイム伝送され、遠隔で計測状況のライブ確認が可能なだけでなく、モバイル通信断絶時のデータも自動欠損回収機能により、クラウドへ補完伝送することでデータを完全回収します。クラウドへ収集されたデータは即座にダウンロードすることができ、迅速なデータ解析ワークフローを実現します。

 

 

導入しやすいハードウェアバンドルとして提供

CAN/CAN-FD DAQ Bundleでは、遠隔計測に必要な車載向けハードウェアと高速データ伝送プラットフォーム『intdash』をベースにしたクラウドサービスをオールインワンのセットにしてシンプルなメニューで構成し、迅速な導入が可能なサービスバンドル形態でご提供します。

Automotive Pro CAN DAQ Bundle

  • intdash および クラウドサービス
  • テストセット1式
    • EDGEPLANT T1 1台
    • EDGEPLANT CAN-USB I/F 2台(合計4ch, 最大8chまで増設可)
    • EDGEPLANT USB-CAMERA 1台 (合計1ch, 最大2chまで増設可)
    • ディスプレイデバイス  1台
    • 100GB nanoSIM
    • CAN用Y字ケーブル 2本
    • ペリフェラル同期ケーブル 1本
    • AutoPro電源 1本

 

Automotive Pro CAN-FD DAQ Bundle

  • intdash および クラウドサービス
  • テストセット1式
    • EDGEPLANT T1 1台
    • EDGEPLANT CAN-USB I/F 2台(合計4ch, 最大8chまで増設可)
    • CAN-FD I/F 2台(合計4ch, 最大8chまで増設可)
    • EDGEPLANT USB-CAMERA 1台(合計1ch, 最大2chまで増設可)
    • ディスプレイデバイス  1台
    • 7ポートUSBハブ
    • 200GB nanoSIM
    • CAN用Y字ケーブル 2本
    • ペリフェラル同期ケーブル 1本
    • AutoPro電源 1本

 

 

利用シーン

テストコースでの遠隔車両計測

車両に乗車できる人数は限りがあります。二輪あるいは四輪のテストコース試験がライブ配信され、データをラボ環境あるいは会議室などで多人数でリアルタイムに確認することができます。

寒冷地・海外走行テスト

クラウドベースの計測システムである為、遠隔地でのテストでも最適です。国内外で運用実績があり、遠方でのテストの計測効率化を実現できます。

過去データのプレイバック

取得したデータはサーバーに保存されます。インターネットブラウザがあれば利用可能なインストール不要の可視化ツールにより、いつでも・どこでも過去データを確認する事が可能です。

多拠点でのデータ共有

インターネットが発展した今日では、複数拠点にまたがるバーチャルチームを形成していることが少なくありません。本バンドルは車両計測の様子を多拠点で確認する事ができ、サーバー保存データはどこからでも再生・ダウンロードしていただけます。